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【テクニックの前に】英検1級 長文読解のアプローチの基本【ベーシック】

こんにちは、Inkyaです。


「英検1級」とブログタイトルに銘打っておきながら、英検の話全く書いて
いなかったので久しぶりに書いてみます。

 

今日は、長文読解(Part 3問題)のアプローチの基本について書きます。
長文読解は、海外経験・留学なし純ジャパでも点数が取りやすいセクションですので、
全問正解を目指しましょう。

1. テクニックを新しく覚える必要はない


英文読解力に関して、英検1級と準1級の人の差はあまりないと思われます。
文章量は若干英検1級のほうが多いようですが、準1級を難なくクリアできる人で
あれば、読解スピードで1級の下位合格者に劣るということはないと考えています。
英文読解には「ディスコスマーカー」「パラグラフリーディング」など様々なテクニックはありますが、準1級保持者が1級に新たにテクニックを学ぶ必要はないことで
しょう。
一応、長文を解くのにポイントとなりそうな読み方というのは自分なりに持っていますが、きちんと言語化してから紹介したいと思います。
英検準1級のレベルに達していない方の英文読解法は今後書いていきたいと思います。


2. 根本的な弱点の克服


準1級レベルがクリア方で1級の長文で点数が取れない方には
以下のような弱点があると思われます。
・知らない単語に引っかかる
・英語は読めるが内容がわからない
これらのベーシックを理解していると勉強も進めやすくなることでしょう。
以下一つずつ説明します。




3. 知らない単語に引っかかる


知らない単語が出てくるのは想定内と思ってください。
それらは現場で対策が可能です。
<対策法>
(1)推測する
単語をある程度推測することは可能です。
例えば、2020年第2回の問題で以下の文が出てきます。
The actual fighting, however, had ceased with armistice agreement sigined in 1918. 
Armisticeという単語を知らない人もいることでしょう。
(現に合格者である僕は朧げながらは分かるのですがビタ当てできません。)
ではどのように推測するか。
① 語源でアプローチ
Armisticeに含まれる"Arm"という文字列は、「武器」につながる語源で
あることが多いです。
例:Armor 鎧
  Disarmament 武装解除
そして、mis-はご存知の通り「喪失」なんかを意味します。

Arm+misで「武器を失う?」とか語源から当たりをつけられます。
② 文脈アプローチ
例文で言えば「The actual fighting…had ceased with armistice agreement
なので、cease(停止
)の理由となったものがArmistice agreementと言えます。
agreementは「合意」や「同意」を意味することはご存知だと思うので、
何らかの「合意」があって、fighitingは停止したのだろうと推測できます。 
「fighthingが停止する合意」って何が推測できますか?
停戦合意、終戦合意、降伏合意、休戦合意…とりあえず、戦争が止まった合意
なのだなと当たりをつけられます。
③ 「無視」アプローチ
分からなければ、一旦無視するのも手です。
実はこの後の文章で、"actual fighting…had ceased"が言い換えられているので、
次の文を読むとarmisticeの意味も何となくわかってきます。



4. 英語は読めるが内容がわからない

「英語は読めても意味はわからない」というのはどんな人にもあることだと思います。
例えば、経済の専門家が「筋トレのテクニック」を解説した読み物を読んでも
ボディービルダー並みには理解できないことでしょう。
これは、ボディービルダーは筋トレに必要な栄養学知識(サプリメント類の知識)や
自分の筋肉や関節がどう動くかの知識に精通しているため、同じ文章を読んでも
より深く、多岐にわたる内容の検討が頭の中でできるからです。
このような「前提知識」の有無が、文章の理解度に大きな影響を与えます。
例えば、先ほどの
The actual …sigined in 1918.の文章タイトルは「The treaty of Versilles」です。
先ほどの文の「1918」という年号と「Versailles」という単語から、
文章を読む際に「第1次世界大戦の話題だな。しかも終戦に向けた話だな」と
当たりをつけることができます。
ここまで理解できると文章はグッと読みやすくなります。
つまり教養をつけると文章が読みやすくなるのです。
陰キャごときが差し出でがましいのですが、英検1級用の教養の付け方について
は別記事で紹介します。

以上が英検1級のアプローチの基本です。

・テクニックを新たに覚える必要はない
・根本的な弱点を克服する
大雑把ですが、この2点を意識しましょう。


今後、より具体的に詳しく掘り下げていこうと思います。