英検1級のインキャラは英語と海外就職の夢を見るか?

インキャがルサンチマンで英語習得・海外就職再挑戦を目指すブログ

【メリット】陰キャラこそ海外就職のすすめ【もあるよ】

こんにちは、Inkyaです。


今日は、海外就職(現地採用)について書いていきます。
実は僕、インドで現地採用として働いていましたのでその思いを書いていきます。

突然ですが皆さんは、「海外就職」と聞くとどんな想像しますか?

  • 金髪長身欧米人の上司のBobと早口の英語で白熱の議論?
  • 北欧の街でクリスマス休暇を楽しむ?
  • 優雅にラテを手に出勤、定時に帰宅してウイスキー片手に映画?
  • ロジカルにカウンターパートと交渉して大口の契約をクロージング?
  • 地上50階フラットの窓からニューヨークの摩天楼を眺めながら想いに浸る?

以上はコミュ力抜群な慶應リア充か、ガチの技術を持った理系様か、
美味しい和食やラーメンを作れる料理人などの技能職が実現する海外就職です。
有能な皆さんはこんなブログ読むのやめて早く欧米の企業にアプライしましょう。

陰キャの方には以下で、陰キャが通る海外就職道を紹介していきます。

以下に生粋の陰キャたる僕が経験したインド海外就職を書いていきます。

  • 他のチームにこちらの要望を露骨に無視される。日本人からも無視される。
  • 日本の正月も仕事、インドの祝日も仕事。深夜も仕事。休日も会社来る。
  • 朝早いので朝食食べれる店空いてない、夜も遅いのでマックか冷食。
  • 日本人顧客の「客=神様」という妄想にとりつかれた値切り交渉に辟易する。
  • マンションの1階に住んでネズミと暮らす。

こんなCoolな現地採用生活を送っていました。

同じ海外就職でも能力、勤務国、仕事内容、治安、お国柄、民族、食事…など、
要素が絡み合って、吉と出るか凶と出るかが変わってきます。

「じゃあ、タイトルにある『陰キャラこそ海外就職のすすめ』ってなんだよ?」って思うじゃないですか。

実はこんな悲惨な海外就職でも陰キャラにはいいことはあるのです。

 

1. 早いうちから責任のある仕事任せられます
日本だと何か決定をするとき「決裁」「許可」が必要になってきます。
少なくとも僕が就職したインドの会社ではそんなものはありませんでした。
従業員個人が個人の裁量で決断をし、失敗すればミスを収集する責任を負います。
他チームへの根回しも基本的に自分でやることになります。
(上司同士の話し合いになるのは、相手方のサボりが露骨に出た時など)
これを経験すると、顧客との交渉から納品までのプロマネが一通り経験できます。
シニア(日本で言う係長?)やマネージャー(課長)くらいの管理職であれば、半年から1年で運とやる気があればなれます。
日本企業において陰キャはリーダーシップがなく、従業員が10人以下の企業にでもいかなければまず管理職に抜擢されることはありません。
若いうちから陰キャでも管理職を目指せる現地採用ってある意味出世への近道なのかも知れません。

補足:「決裁」や「許可」制度があるため、個人の失敗は組織の失敗になり、ある意味従業員個人は守られてるとも言えるのでリスク取るのが嫌いな人はその手の組織の方がいいかも知れません。

2. 国籍・人種・宗教・言語…の摩擦を感じながら強くなれます
海外にいると仕事だけではなく日常でもカルチャーギャップを感じたり、
ときに差別に近い待遇を受けたりします。
例えば、同僚の他国人に仕事を頼んでも、同僚と同国人の作業の方が優先されたり、
リクエスト自体が黙殺されて顧客に損害を与えたりもします

そんなときに、相手に抗議し・自分を守り成長する力が養われます。
「抗議」とは「大声で喚いてれば誰か助けてくれる」という他力本願な
「文句」
ではなく、「こうしてくれれば業務効率上がるぞ。そして俺もこんなに苦しまなくて済むんだ。」という、相手に対する「説得」なのだと思います。
こんな抗議をしていると少しずつ周りとも交渉ができるようになってくるのです。


3. 良い意味でも悪い意味でも変な日本人同僚に会えます
かつての日本人の同僚の皆様には申し訳ないけど、良い人もいれば悪い人もいたと思います。ただし、日本という国を脱出(ドロップアウト?)してきた人たちなので皆様個性的でした。
日本だと絶対できない話題で酒を飲み、とんでもない精神状態で仕事を遂行し、
ありえない経歴を辿って、休日は羽目を外しまくってる人々です。
日本にいると、自分と同世代かそれ以上の日本人って常識的で均質な人が多いので、
穏やかだけど「飽きる」人間関係を築いていることが多いです。
海外に出てくるという時点で相当面白い人と知り合いになれます。


4. 意外に裕福です
現地採用とはいえ、日本語ができるというだけで現地の人よりは高い給料を
得ることができます。
その上現地物価も安いので、日本で普通に働くより物質的に裕福な生活ができます。
具体的には、なんの努力もしないで月額10万円程度貯金ができたり、現地では高級
日本のコミュ障は余程の技術や運がなければ低所得に落ち着きます。
そんなコミュ障インキャでも現地採用の方が物質的には豊かじゃないかと思います。

上記は陰キャが海外就職して得るものをブレスト的に書き出してみたものです。
実は海外就職というのは陰キャにとってメリットがあるのです。

一方でデメリットも数多くあります。
(日本で働くよりリスクとしては高いです。)

日本で静かに安定して生きるか、海外でリスクをとりながら冒険するか、
どちらがいいかは人によることでしょう。