英検1級のインキャラは英語と海外就職の夢を見るか?

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【英語バカと】英検1級受験に必要な「教養」をつける重要性【バカにされない】

こんにちは。Inkyaです。


今日は英検1級受験で「教養」がいかに重要であるかと、その方法を書いていきます。

そもそも、「教養ってなんだよ?」って思いませんか。
いろんな定義や議論はありますが、深く考えず「生きていく上で人生を豊かにしてくれる知識群」とでも捉えていきましょう。


1. なぜ教養が英検1級を受ける上で重要かという話

英検1級は勉強するにも問題を解くにも理解力が必要な試験です。
どれほど勉強に理解力が必要か分けてに説明していきます。


(1)そもそも単語の暗記ができない

(1) inaugurate → 就任する
(2) blasphemy → 冒涜
(3) refute → 反駁する
(4) xenophobic→外国人嫌い

(1)はともかくとして、(2)-(4)の意味正確に理解できますか。
冒涜→なんかバカにすること
反駁→反論すること?
外国人嫌い→わかるけどレイシスト的な?

そう、日本語意味を理解する力=世の中に関する知識がなければ単語の理解すら
ままならないのです。

(2)文章読解でつまずく

【テクニックの前に】英検1級 長文読解のアプローチの基本【ベーシック】 - 英検1級のインキャラは英語と海外就職の夢を見るか?

上記の記事で説明しましたが、長文読解に前提知識が必要となることがあります。


例えば、「トマス・クーン」という名前を聞いたことがありますか。
トマス・クーンは「パラダイム論」という説を提唱し、世の中の人は認識(色眼鏡)
を通じて世界を見て、その枠の中で物事を捉える(超ざっくり)ということを言った
人です。
これが、1級の本試験でたことがありThomas Samuel Kuhnの名前を文章の最初で
見れば一瞬で後のテクストが「Paradigm」に関する話だなというのが予測できました。

逆にトマス・クーンを全く知らなければ、何の話か理解するのに時間がかかり、
最悪時間のロスに繋がり、文章読解でつまずいてしまう人もいると思われます。

こうした意味で長文読解にも教養は必要です。

 

(3)作文が書けない

1級を何度も受けている人で作文も苦手としている人に会ったことがあります。
その人は英語自体はそれなりにできる(外国語系の学部卒)のですが、
与えられたお題に的確な論点を見出すことができず、結局自分の実力を
出せない人のようでした。

作文のお題に対して、論点を掴み取る・取り出す力は教養によって強化されます。

例えば、「先進国は途上国に経済的支援を与えるべきか」という題が出たとします。
単に「途上国がかわいそうだから助けたほうがいい」などと書けばすぐにネタ切れ
することでしょうし、採点してる人も加点のしようがないことでしょう。

問題に対して、切り口を探すのにはある程度の教養が必要になります。

例えば上記の途上国の問題について、どのような切り口を見出せますか?
・経済援助をすることによって民主主義がより広まる(アマルティア・セン
・先進国が途上国を借金漬けにして支配する(中国の債務の罠)
・途上国に投資することで国民生活の底上げが図れる(マクロ経済)

新聞や学校の勉強、読書で得た知識によってこれらの切り口を見つけることが
できることでしょう。
こう言った意味でも教養というのは重要なのです。

 

2. 英検に必要な教養をつける方法

教養をつけると言っても闇雲に本を読んだりするのは1級合格のためには遠回りです。
どうせなら近道や一石二鳥な方法を選びましょう。

(1)他の資格試験と一緒に勉強する

公務員試験と英検はかなり相性が良いと思われます。
大卒程度の公務員試験は、法律、経済、社会学、自然科学などが満遍な出るため、
勉強しているだけで英検に出る問題の背景知識は自然と身につきます。
共通テスト(旧センター試験)や大学入試の国語や世界史の問題も知識の幅を
広げてくれるので、英検には役立ちます。

(2)ニュースを見よう

現在、世の中で起きていることは過去に起きた様々な事象の結果です。
例えば、アメリカ大統領選挙は、民主主義そのものの歴史、人種差別問題、
貧困問題など様々な要素が絡み合ってきます。
それらを意識しながらニュースを見ているとそれらの知識が大量についてきます。

(3)アウトプットしよう

知識を仕入れたらアウトプットすることを心がけてください。
記憶の定着だけでなく、文章の組み立ての練習にもなります。
できればお友達と議論するのが良いのでしょうが、友達のいない僕のような
インキャは独り言でも良いのでアウトプットしてみましょう。


3. おすすめ参考書

教養をつけるために最強の参考書なんてものは存在しないと思います。
ただし、手っ取り早く知識のインプットを図れる書籍は知っているので紹介します。


(1)テーマ別英単語 ACADEMICシリーズ

正直レベルは高めで退屈な話題も含まれている本ですが、このシリーズを読むと
そこらの講義室で誕生日パーティーとかしてそうな陽キャよりは物知りになれます。
日本語部分だけ流し読みするだけでも良いと思います。

(2) 英検1級 面接大特訓

 1級の面接には様々なトピックが出ます。この本はそうしたネタの宝庫です。
日本語でトピックについて考えてみて、気になったところをネット検索して
知識をつけると良いでしょう。

(3)10時間でわかるシリーズ

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10時間で大学で教わる科目の初歩を学ぶことができます。
実際10時間かというと微妙ですが、やや専門的な知識を広く浅く勉強するのには
適していることでしょう。


以上本日は、英検1級受験における教養の重要性についてお話ししました。